底地・借地 の事例紹介
借地と底地が入り組んだ230坪の土地をすっきり解決!

手間がかかる土地権利の調整…
今から30年も前の話。
今もわたしたちとお付き合いさせていただいているM様は、先代から借地を相続されたものの、そこに建っていたのは老朽化し費用ばかりかかって収益のあがらないアパートでした。
借地上の建物は建て替えるにも貸主の承諾が必要となり、承諾料(一般的に更地価格の2~3%)がかかってしまいます。K様はこの借地の問題を解決するためにご相談にお見えになりました。
問題 | 借地の上にたつ老朽アパートを何とかしたい |
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解決 | 底地と借地の等価交換で所有権を取得、建て替えによる事業改善 |

【老朽化したアパート、なんとかしたいけど…借地の不安】
わたしたちは土地のご所有者様にもお会いし、お考えを伺いました。
ご所有者様にとっても貸地は収益があがらない割に税率が高く整理したいとお考えだったとのこと。
【底地権と借地権を<交換>して、双方が嬉しい結果に!】

そこでわたしたちからご提案させていただいたのは、ご所有者が持つ所有権(底地権)とM様がもつ借地権とを一定割合で交換する等価交換。無税で入り組んだ権利関係を整理できるため、将来的な納税対策としても有効です。
この等価交換によりM様も土地のご所有者様もそれぞれが活用しやすく、処分もしやすい完全な所有権の土地を取得することができました。
【取得した土地の活用】
M様は懸案だった老朽アパートを取り壊し、取得した土地に新たに賃貸マンションを建築され、順調な賃貸経営を始められました。この賃貸マンションはリノベーションや修繕を重ねながら、30年たった今でも収益を生み続けています。
また、N様が取得された売却もしやすくなった土地は当社が買い取り、将来の相続に備えた対策を実施されました。
ここが大切

どんなに関係がよくても利害関係に立つ借地人とご所有者との間にトラブルはつきものです。
この事例ではM様とご所有者双方のご意見が一致し、円満解決に至りましたが、交渉が難航する場合もあり、ご自身での交渉には注意が必要です。不動産の貸し借りは長期となることが多く、代替わりすることで当初の契約内容もうやむやになり、さらなるトラブルにつながってしまうこともめずらしくありません。専門家等の第三者を交えた解決がトラブル回避の基本です。
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